花粉症は一生治らないの?

以前の記事「花粉症に一発で効く注射は「安全」?」で、花粉症について触れました。
そこでは、いまの花粉症の治療は、対症療法が中心だということでした。

では、花粉症にかかると、どんな治療をしても一生治らない?
これは、必ずしもそうとはかぎらないのだそうです。

「減感作療法」というのをご存じでしょうか?
これがうまくいけば、根本的に治すことも可能なのだそうですね。

この減感作量法というのは、花粉症の主な原因であるスギの花粉エキス(アレルゲンエキス=抗原物質の希釈液)を少しずつ体に入れることで、アレルギー物質に体を慣らしていくという治療法です。

この療法は、日本では40年前から始まったそうですが、アレルギー体質の改善が期待できるとのことで、現在でも、アレルギー性鼻炎治療にも使われているそうです。

しかしながら、この減感作療法というのは、一般的に治療期間が2〜3年かかり、過剰なアレルギー反応が起こることもあるうえに、厚生労働省のデータでは、治療できる確率はおよそ60%にとどまるのだそうです。
60%というと、半分くらいの人しか根本的に治らないということですよね。なので、この療法を試すことをためらう人が多いのだそうです。

自宅でできる花粉症の治療

これに対して、最近は「舌下ぜっか免疫療法」というのが開発されたのだそうです。

これは、スギ花粉症のアレルゲンエキスを病院から持ち帰って、舌下に垂らすなどして、自分で投与するものです。
自分でできたら、通院する負担がなくなるので、助かりますよね。
過剰なアレルギー反応を起こす危険性も低いそうで、安全な療法と考えられているとのことです。

ヨーロッパなどではすでに定着していたそうですが、2014年から、日本でも健康保険でこの舌下免疫療法を受けることが可能になったようですね。

対象となるのは、スギによる花粉症のみだそうですが、自宅で毎日、アレルゲンエキスを舌の下に垂らして2分ほど維持して、それを飲み込むという動作を2〜3年間行うのだそうです。

ただし、通院がないから楽とはいえ、症状の出る春の時期以外にも定期的な通院が必要となり、自宅では毎日治療を行うため、初めはつらいと感じるかもしれませんね。
でも、慣れてきたら、その先に待ち受ける根本治癒を目標にして、頑張れるのではないかと思います。

花粉症で悩んでいる人にとっては朗報だと思います。試してみる価値はあるのではないでしょうか。

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