自分は「きれいじゃない」から

自分は「きれいじゃない」から

ちょっとテレビをつけただけで、女性の美をうたうコマーシャルや番組があふれんばかりに目に飛び込んできます。
電車の中吊りなどを眺めても、イマ風の洗練されたキャッチコピーに、バリバリにライトアップされた女性のアップ顔がひしめきあい、キラキラ感あふれるデコレーションで演出し、きれいになりたいと願う女性だけではなくて、男性陣の目もグイグイ引く感じですよね。

どうしても私はこうした演出になじめず、仕事で行うプランニングの際にもこうした演出構成を拒否したりしています。

うまく言えないのですが、直感的に、なにかこう浮き足立っているというか、人間の奥深い本質から目を背けた、外見だけに心を奪われているような、そんな危険性をはらんでいるような気がしてなりません。
その対象の多くは、若い人たちだとは思うし、「若いんだから、それくらいいいじゃない」というのももっともかもしれませんが、若いからこそ、あまり浮き足立った時間を過ごしてほしくないというか。。

ビジネスですから、お客が強い関心を示せば、情報提供者の表現が激化していくのも無理はないと思います。
だからこそ、受け手側がそれに流されない、しっかりした心をもっていれば構わないのですが。

あまり関連性がないかもしれませんが、紹介したい言葉があります。
フランスの小説家、マルセル・プルーストの言葉です。
「きれいな女性たちは、想像力のない男性たちに任せておこう」というものです。

な、なにか、人を見下したような、挑戦的な言葉ですね・・・。

この言葉の意味、こう考えてみましょう。
想像力のない男性は、外見的に良い女性ばかりを追い求めたがる。だから、外見的にきれいとされる女性は、ある意味かわいそうだ。きれいな女性の周りには、想像力に乏しい男性ばかりが寄ってくるから。

「きれい」の定義にもいろいろあると思いますが、ここでは外見を着飾ることに価値の比重を大きく置いている人、ということで。

異性の内面を想像する「ゆたかさ」

想像力という言葉が出てきましたが、さらにこう考えてみましょう。
想像力がゆたかな男性は、相手の女性が、どのような内面をもっているか、どのような価値観をもっているか、どんな感性をもっているのか、どんな生き方をしているのか、など、いろいろと思いを巡らすことができる。外見の美醜にとらわれることなく、その内面を見ようとする。このように外見じゃなくて内面を見てくれる男性に好かれるほうが、女性にとっては幸せなことではないだろうか。

以上のように考えていくと、容姿の善し悪しなどは気にする必要はない、と思えてきます。

でも! だからといって、最低限の身だしなみは必要です(笑)

外見を気にする時間とお金があるのだったら、さまざまなことを経験して人間としてのゆたかさを求めることや、勉強をして教養を深めるなどして、内面を充実させることを優先したほうがいいでしょう。

外見だけを良く見せようとする女性より、内面のゆたかさを感じさせてくれる女性のほうに、いい男、賢明な男は心が引かれるはずです。
人と比べて容姿があまり良くないなんて思い込んで、悩んでいる女性がいたとしたら、そこに神経を注ぐのは本当にもったいない!

この記事、女性のたとえから始まりましたが、女性と男性をそっくりそのまま入れ替えても成り立つのではないでしょうか。
女性の皆さんも、心がゆたかな男性に惹かれるはずなのでは?

関連記事

PickUp

  1. 人は、前向きな話をしてくれる人を好く
    こんな人がいます。 「あなたは今日も元気そうですね。私も元気になりました」 「その件については、…
  2. 「何をやるべきか」より、「何をやりたいか」
    私たちは生きていると、ときとして重大な選択を強いられることがあります。 「職種Aの道に進むのが…
  3. 「能力不足」ではなく「行動不足」
    人よりも優秀な頭脳を持っていて、ひらめきやアイディアも豊富に持ち合わせていながら、自分ではなかなか成…
  4. 昔の感動体験を思い出してみよう
    私たちは、子どもの頃から歳を重ねれば重ねるほどに、成功した体験、あるいは失敗した体験を、さまざまな形…
  5. 「世界的な企業」の創業者がやったこと
    「世界的な企業」と呼ばれる、名だたる企業の創業者とされる人たちがいます。 この創業者らには、共通し…

新刊、発売開始しました。

今日から変わる。ちょっとずつ。

ムズカシイことなんていらない

人は誰でも、何か事あるたびに、「自分の人生はなぜ思うようにならないのだろう」と考え、そして悩みます。
それは、能力や努力不足に問題があるのではなく、その人の考え方(思い込み)に起因するところが大きいと言えます。
本書には、私たちがなかなか気づかなかった、迷いからの脱出口を発見できるよう、できるだけヒントを挿入していったつもりです。

おすすめ記事

  1. 桜の花に思う
    早いもので、もう桜の時期ですね。 報道によれば、すでにその壮麗な姿が人々の目を和ませてくれているよ…
  2. 体温を上げると、何がいいの?
    体を温めると病気になりにくいとか、体温が低いとがんになりやすいなどといった声も、ここ数年でよく聞かれ…
  3. 禁煙に「手遅れ」はある?
    私はタバコを吸わないのですが、喫煙している人を見ると、本当に美味しそうに吸っています。 中には、わ…
  4. アルツハイマー病に効く漢方薬がある!?
    前回記事で、アルツハイマー病について書きました。 簡単な内容ですが、参考になるのではと思います。 …
  5. [アルツハイマー病]かかりやすい人、かかりにくい人
    近年、特によく聞くようになった、アルツハイマーという病気。 私の知人にも数名、この病を患う方がいま…

アーカイブ

ページ上部へ戻る