自分に要求する水準を下げてみる

自分に要求する水準を下げてみる

会議の場でプレゼンをしなければならない、あるいは人前で何かを発表しなければならない、というときに、「うまくできるだろうか」と不安になり、ガチガチに緊張するという人、いませんか?
「言葉が詰まって、うまくしゃべれなかったら、どうしよう」
「こんな大勢の前で失態をおかしたら、取り返しのつかないことになる」
「皆は、私のことを見て、どう思うだろうか。魅力のない人だと思われはしないだろうか」
……どうも自分に自信が持てずに、このようなことが次から次へと頭に浮かんでくると、いやおうにも緊張は高まり、自分自身を縛りつけていくものですよね。
過去、失敗をした経験のある人と、まだそうした経験のない人、いずれもこうした緊張から逃れられないということがあります。
しかし、実際のところ、本人が思うほど口べたではなかったり、むしろ人よりも流ちょうに、面白く会話ができる人だったりするというケースは、非常に多くあるように見受けます。
また、周りから見て魅力のある人なのに、「自分には魅力がない」と思い込んでいれば、人前でそれをどう取りつくろおうかと緊張が始まるものですね。

自分にできることを見きわめて

これらに共通して言えることは、「自分自身に要求する水準が高すぎる」ということですよね。

「一言も詰まることなく、流ちょうに、完ぺきにしなければならない」
「それこそ、どこかのアナウンサーのように、魅力あふれる話し方をしなければいけない」
「どこかの俳優みたいにカッコいいところを見せられる、絶好のチャンスだ」
まだそのための練習もまったくできていないのに、自分に対してこんなふうに高い水準を要求してしまうと、現実の自分とのギャップが大きくなって、どんどん自信を持てなくなっていきます。

こうなってくると、いざ本番で緊張するなというほうが無理ですよね。

こういうタイプの人は、思いきって、自分自身に要求する水準を下げてあげましょう。
「たどたどしいしゃべり方のほうが、かえって気持ちが伝わる」
「流ちょうである必要はない。ゆっくりと、自分の気持ちを正直に伝えられれば、それで十分」
「もしもどこかで余裕があったなら、ジョークの一つでも入れてみるか」
こうした程度で十分だとは思いませんか。
このように開き直ってしまえれば、自分を縛りつけていた余計な緊張感をなくせるでしょうし、予想以上の良い結果をもたらすことになるはずです。

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