習慣化している行動を変え、プラス思考に

習慣化している行動を変え、プラス思考に

ひと頃、大震災をきっかけに「想定外」という言葉がよく用いられていました。
この「想定外」の問題やトラブルに見舞われるというのは、誰もが少なからず経験しているはずです。
こうしたとき、いかに自分らしさを失わずに、心をプラスに保っていられるかということは、人々が常日ごろから苦慮していることですよね。

目の前の問題に追い詰められたときや、心身が不調なときには、なかなかプラス思考になることは難しいものですね。「前向きに考えよう」と思えば思うほど強いストレスを感じ、自律神経系、内分泌系、免疫系などの連携で機能している心身相関を狂わせるといいます。
そして、それを癒やすためにと安易に採りがちな美食、アルコール、タバコなどは、生活習慣を悪化させ、さらなる心身不調を招くことは、もうご存じですよね。

しかし、組織のリーダーであったり、大きな物事に取り組もうとする人など、これを言い訳にして責務を逃れるようなことができない人もいます。
では、どうやってこの心身相関の不具合を乗り越えるか、さらには予防するか。ここがポイントですよね。

「緊張の中に安らぎを見つけられる」ことを目指して

それはまさに、一朝一夕にできることではなく、日ごろからの精神力強化の積み重ねしかないはずです。
これといって問題のないときにこそ、自らをストレスにさらして対応力を高めることですね。たとえば、武道や個人でもできるスポーツを通して、苦しみを乗り越えて成果を勝ち取るようなトレーニングを、余暇に段階的に積み重ねることなどは、とても効果があると思っています。

さらには、過去記事「意識をコントロールする力を養おう」にも書きましたが、「環境は意識を決定する」というように、自分が慣れ親しんでいる環境や日常習慣をあえて変えてみて、問題が起きたときではなくあえて健全なときに、自らのリズムに刺激を与えて、さまざまな事柄への適応力を高めておくことも良策です。

そのためにも、「習慣化している通勤路を、あえて変えてみる」、「仕事の内容によって、それをこなす場所やツールをあえて変えてみる」、「付き合う人間を固定しない」、「進んで面倒な役を引き受けてみる」、「多くの人の前で話す機会を増やす」など、少し考えただけでも自分の環境を変化させる手段はいろいろあるはずです。

マンネリ化は「行動の無意識化」につながり、脳の活動も低下し、心身相関にも刺激がなくなり、ストレスに対する適応症候群を招きやすいといいますからね。

このような積極的な環境変化の工夫により、意識も変化し、意識が変化すれば行動も連動して変化してきます。
卓越した人材になると、わざわざ環境を変化させなくとも、頭の中にあるべき環境を描き出して自我をコントロールすることが可能だということが、科学的にも立証されているそうです。
そこまで至れないにしても、押し寄せる状況変化に対して、自分がどう感じて、どう思うかの習性を、意識してプラスのほうに変えながら事にあたることを繰り返すことで、ストレスに対する順応・適応力を育んで、その自らの成功体験をさらなる難関突破の糧にすることが非常に大切なことですよね。

その結果として、「緊張の中に安らぎを見つけられる」ようになれば、まさに本物でしょう。座禅や茶道などの極意を極めた人なども、まさにそうだと聞きますしね。

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