相手の「いいところ」を見てあげる

相手の「いいところ」を見てあげる

学生の時分でもそうですが、社会に出て人づきあいをしていく上では、実に様々な人と接していかなければならなくなります。

相性が合う相手、合わない相手、またはフィーリングが合う相手、合わない相手など、自分の好むと好まざるとにかかわらず、人とうまく付き合っていけることが、仕事を実りあるものにし、長い目で見て人生を豊かなものにしていく一つの条件だと言えるでしょう。

しかし、付き合う相手が相性の合う相手、勝手がきく相手ならばいいのですが、ときには相性の悪そうな相手とも付き合っていかなければなりません。

映画評論家だった故・淀川長治さんが、「私はいまだかつて嫌いな人に会ったことがない」と言っています。
一線で活躍した映画評論家ともなれば、国内外問わず、多くの映画関係者、映画俳優たちと直接会って会話をすることは多かったことでしょう。
いくら淀川さんのような人柄であっても、複数の人物と会って仕事をしていく上で、相性の良い悪いというのは、必ずついてまわったことと思います。
なのに、なぜ、淀川さんはそんな言葉を残すに至ったのでしょうか。

誰でもいいところは持っている

淀川さんは、相手の「いいところ」に目を向けることを心がけていたそうです。
淀川さんが、たとえ相性の悪そうな相手であっても、決して嫌いになることなく、むしろ好きになれたのは、このためでしょうね。

相手と会った瞬間から、相性が悪そうだという印象を持ってしまい、そこに気持ちがとどまってしまうと、必要以上に嫌いだという感情を持ったり、事あるごとに反感を持ってしまうことでしょう。

たとえ相性の悪い相手であっても、それはあくまで「自分との相性」というだけであって、人間である以上は誰であっても、いいところの一つや二つは必ず持っているはずです。
淀川さんはそれを発見して、「この人には、こんないい面がある。すばらしいことだ」と感心しながら接していると、その相手をだんだん好きになっていったというのです。

これまでの人づきあいの経験から判断して、第一印象で相性が悪そうだと思っても、その相手のいいところが見えてくれば、必ず好感を持てるはずなのです。
そこから、相性の悪い相手が、相性の良い相手へと変わっていくわけですね。

この、「どんな相手でも好きになる」というのは、淀川さんだけが持っていた交際術では決してないはずです。
相手の良い部分さえ見えてくれば、どんな人でもうまく付き合っていけるはずです。

関連記事

PickUp

  1. 人は、前向きな話をしてくれる人を好く
    こんな人がいます。 「あなたは今日も元気そうですね。私も元気になりました」 「その件については、…
  2. 「何をやるべきか」より、「何をやりたいか」
    私たちは生きていると、ときとして重大な選択を強いられることがあります。 「職種Aの道に進むのが…
  3. 「能力不足」ではなく「行動不足」
    人よりも優秀な頭脳を持っていて、ひらめきやアイディアも豊富に持ち合わせていながら、自分ではなかなか成…
  4. 昔の感動体験を思い出してみよう
    私たちは、子どもの頃から歳を重ねれば重ねるほどに、成功した体験、あるいは失敗した体験を、さまざまな形…
  5. 「世界的な企業」の創業者がやったこと
    「世界的な企業」と呼ばれる、名だたる企業の創業者とされる人たちがいます。 この創業者らには、共通し…

新刊、発売開始しました。

今日から変わる。ちょっとずつ。

ムズカシイことなんていらない

人は誰でも、何か事あるたびに、「自分の人生はなぜ思うようにならないのだろう」と考え、そして悩みます。
それは、能力や努力不足に問題があるのではなく、その人の考え方(思い込み)に起因するところが大きいと言えます。
本書には、私たちがなかなか気づかなかった、迷いからの脱出口を発見できるよう、できるだけヒントを挿入していったつもりです。

おすすめ記事

  1. 桜の花に思う
    早いもので、もう桜の時期ですね。 報道によれば、すでにその壮麗な姿が人々の目を和ませてくれているよ…
  2. 体温を上げると、何がいいの?
    体を温めると病気になりにくいとか、体温が低いとがんになりやすいなどといった声も、ここ数年でよく聞かれ…
  3. 禁煙に「手遅れ」はある?
    私はタバコを吸わないのですが、喫煙している人を見ると、本当に美味しそうに吸っています。 中には、わ…
  4. アルツハイマー病に効く漢方薬がある!?
    前回記事で、アルツハイマー病について書きました。 簡単な内容ですが、参考になるのではと思います。 …
  5. [アルツハイマー病]かかりやすい人、かかりにくい人
    近年、特によく聞くようになった、アルツハイマーという病気。 私の知人にも数名、この病を患う方がいま…

アーカイブ

ページ上部へ戻る