決断を先送りにするのも勇気ある決断

決断を先送りにするのも勇気ある決断

ビジネスの世界では特にそうですが、いわゆる「決断の早さ」というものが事の成否を決める重要な要素になることが、往々にしてあります。
「仕事ができる人ほど、決断も行動も早い」などということも、よく言われることですよね。

これは確かに言えることです。
現代のビジネスシーンでは、変化のスピードがとても速いので、いくら良い企画があったとしても、決断にグズグズ時間をかけていたら、ライバルに先を越されてしまうかもしれません。時代に取り残されてしまうかもしれません。
即断即決で素早く行動することが、より良い結果を出すことにつながると、誰もが考えます。

でも、いくら「決断は早くするに越したことはない」とはいえ、毎回毎回、そのように即断即決ができるものばかりではありませんよね。
ときには、決断をするのに迷いが生じたり、ためらいが生じることもあります。

いわゆる、「イヤな予感がする」というときですね。

「早く決めて、前に進めないといけないのは分かっているんだが、本当にこのまま進めていいのかどうか、自信がない。下手をするととんでもないリスクを抱えることになるかもしれない」という具合にです。

慎重さを欠いた早い決断が裏目に出ることもある

このような「イヤな予感」を引きずった状態で物事を進めようとしても、集中力を満足に発揮することなんてできないでしょう。
それどころか、「これをやると決めて、進めてはいるけれど、この決断は間違ってなかったのだろうか」とか、「ひょっとしたら、まだ後戻りできるかもしれない」という迷い、ためらいといった気持ちを引きずりながら、物事にあたらなければならなくなります。
こんな精神状態では、せっかく早く決断をしたというのに、本当に良い結果を出せるかどうか分かったものではないですよね。

慎重さを欠いた決断をするくらいならば、その決断や行動を先延ばしにすることも、方法の一つだと考えておいて良いのではないでしょうか。
もしも「イヤな予感」がするというのであれば、決断を少し延ばして、そのイヤな予感が晴れるまで待つということも、ときとして必要ですよね。

なぜか、「イヤな予感」というのは、当たることがあります。
皆さんにも経験はありませんか?

早く決断をするということが、勇気ある行動だというのであれば、その決断を少し待ってみるというのも、これまた勇気ある決断と言えるでしょう。
いずれも、己の直感を信じて行動するだけです。

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ムズカシイことなんていらない

人は誰でも、何か事あるたびに、「自分の人生はなぜ思うようにならないのだろう」と考え、そして悩みます。
それは、能力や努力不足に問題があるのではなく、その人の考え方(思い込み)に起因するところが大きいと言えます。
本書には、私たちがなかなか気づかなかった、迷いからの脱出口を発見できるよう、できるだけヒントを挿入していったつもりです。

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