正直さが最大の自己防衛なり

正直さが最大の自己防衛なり

「自分だけが知っていることなら、ここでウソさえついていたら、自分が不利になることは避けられるだろう」
そんなふうに思って、つい嘘をついて、その場を取り繕おうとしたことはありませんか?

なにをかくそう、私はあります (^_^;)

何か重要な場面でミスをして、上司や他の人から激しく責め立てられることが想定されたときに、それが恐れとか不安になって、つい「それは自分のやったことじゃない」と嘘をついてしまうことが、少なからずあるのではないでしょうか。

たとえ小さな嘘でうまく切り抜けられたと思っても、なにかスッキリしないというか、「そのうちバレるんじゃないかなぁ」という不安がついて回ることもありますよね。
この後ろめたい気持ちが、ずっと尾を引くことだってあるでしょう。

自分を守るためについた嘘で、自分がたえず不安にさらされるという矛盾が生じてしまいます。

自分を偽らない

すでにご存じの方も多いかもしれませんが、アメリカの初代大統領であるワシントンには、こんなエピソードがあるようです。

ワシントンが子どもの頃、父親が大切にしていた桜の木を切ってしまいました。
切られた桜の木を見つけた父親はカンカンになって怒り、子どもたちや使用人を集めて、「誰が切ったのか!」と問い詰めました。
すると、ワシントンは、「僕がやりました」と正直に言いました。
すると父親は、ワシントンを叱ることをせずに、「おまえの正直な心は、この桜の木以上の価値がある」とほめたそうです。

なんと物わかりの良い父親! (^o^)
しかし、「自分がやった」と告白したワシントンの勇気を、この父親は見たのでしょう。もはや、息子が怒る対象とはならなかったのでしょうね。

心理学には「自己防衛」という言葉があるそうです。
これは、恐怖や不安といった感情から自分の心を守ろうとする欲求のことです。
この自己防衛が良い面に働くこともあるでしょうけれど、防衛が行き過ぎて正直さを失わせると、自分自身を良からぬ方向に導いてしまうのですね。

自分の身を守るということであれば、嘘をついてうまくその場をやり過ごそうと考えるよりも、正直に言えるほうが、結果的に自分の実を守ることになるということは、先のワシントンの逸話からも分かりますよね。

自分にとっていかに不利になることが想定されようとも、自分を偽らず、正直に生きていくということが「最大の自己防衛」だということを、私も改めて認識したところです。

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ムズカシイことなんていらない

人は誰でも、何か事あるたびに、「自分の人生はなぜ思うようにならないのだろう」と考え、そして悩みます。
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本書には、私たちがなかなか気づかなかった、迷いからの脱出口を発見できるよう、できるだけヒントを挿入していったつもりです。

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