批判に対してカッとなるより、それを「受け入れる」

批判に対してカッとなるより、それを「受け入れる」

満を持して提案したアイディアを、上司や同僚から頭ごなしに否定された経験はありませんか。
「そんな提案しかできないのか。いつまでたっても成長しないな」とまで言われると、つい感情的になって、「なんだとっ!」と怒りの声をあげたくなるかもしれません。
それが大切に育んできたアイディアなら、なおさらでしょう。

怒りの方向に感情が向かないとなると、落ち込むということになります。ガックリと肩を落として、やる気をなくしてしまう人もいるかもしれませんね。

または、すべてに対して投げやりな気持ちになってしまって、「自分のとっておきのアイディアを認めてくれないような会社は辞めてやる!」という思いに駆られる人もいるかもしれません。

このような状態に陥ってしまったとき、最も大切なことは、一時の感情に支配されないということです。
さらに言えば、「自分の意見やアイディアが否定されるには、それなりの理由があるはずだ」と考えるべきです。
冷静さがないと、こういう考えを持つことはできません。

冷静に受け入れることが「得」になる

あくまでも冷静に、頭ごなしに否定してきた人に向かって、「では、どの点がいけないのか、具体的に教えてくださいませんでしょうか」と、相手に尋ねてみれば良いのです。
そう尋ねると、相手は、それだけ威勢良く否定してきたぐらいですから、いろいろな理由を口にしてくることでしょう。

でも、その理由のすべてが理不尽なものではないはずですよね。中には一理あるものも必ずあるはずです。もともと非の打ち所のない完ぺきなアイディアなんてないのですから。
ここに気づくことができたら、自分は、一つ成長したと言えるのではないでしょうか。
同時に、「得をした」ということにもなりますよね。

〝右へならえ〟で自分が述べた意見やアイディアに全面的に賛同してくれるのも悪いことではありませんが、あえて否定をしてくれる人からは、その意見・アイディアの弱点を聞き出すことができます。
そこに気づくことができたなら、ふだん簡単には得ることのできない貴重な学習材料を手にすることになるのです。

他人から自分の意見を否定されて、カッとなるのは簡単です。
でも、それに対して冷静に対応することは、なにより自分自身にとって得をもたらすということを知っておいて損はありません。

自分の意見を否定されて、怒ったり、落ち込んだり、投げやりになるのではなく、具体的に問題点を洗い出し、次につなげることに神経を使ったほうが、はるかに得になるはずなのですから。

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