成功するにもスキルアップがなければ

成功するにもスキルアップがなければ

初代内閣総理大臣の伊藤博文が、まだ俊輔と呼ばれる長州藩士だったころのことです。
同じ藩士たちと、これからの日本はどうあるべきかについて討論する機会がしばしばあったそうですが、ある日を境に、俊輔は、日本語に精通しているアメリカ人を立ち会わせて、英語で討論を始めるようになったというのです。
これには当然、疑問がありました。藩士の一人が、「日本人同士の討論なのに、なぜアメリカ人が立ち会って、英語で討論するのか」と尋ねると、俊輔はこう答えたそうです。
「私は、この国を背負って立つつもりでいる。そうなると、外交の際に、欧米諸国と対等に渡り合えるだけの語学力を身につけておかなければならない。だから、こうしてアメリカ人立ち会いのもと、英語で話し合う練習をして、発音も含めておかしい箇所を指摘してもらうようにしているのだ」

その後の伊藤博文の活躍ぶりは、もうご存じのとおりですね。

何の分野で活躍したいのか

準備してなすべきことをつねに準備している人を、
なすべき時になすべき仕事が害することはない

これは釈迦の残した言葉ですが、これは、「人生の成功に向けて、日ごろから準備を怠らないように心がければ、いざというとき、容易にチャンスをものにすることができる」というような意味を持つのだそうです。
先の伊藤博文の例と合わせて考えると、成功に向けて何かを準備する上で、最も大切なものは、いざというときにそれに応えられるスキルを身につけておくことだとは思いませんか。
そうでなければ、せっかくチャンスが訪れたとしても、手も足も出ない状態であれば、そのチャンスは易々と逃げていってしまいますよね。

「成功」というものを「漠然と」想っているうちは、何のスキルを高めたら良いのかさえ分かりません。何の分野でどう活躍したいのか、具体的に想い描くことができれば、何のスキルを高めていけば良いのかが見えてきます。
それが見えれば、毎日コツコツとスキルを積み上げていけばいいだけの話ですね。
音楽のジャンルで活躍したければ、音楽の勉強をするし、料理の分野で成功したければその勉強を始める。スポーツにしろ、文学にしろ、ジャンルはいっぱいありますよね。

日ごろから、ただ口を開けてチャンスを待っているのではなく、「どんなチャンスが欲しいのか」を想い描いて、自分から積極的にスキルアップをする努力をしていくところに、ご褒美としてそのチャンスが訪れるものなのではないでしょうか。

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今日から変わる。ちょっとずつ。

ムズカシイことなんていらない

人は誰でも、何か事あるたびに、「自分の人生はなぜ思うようにならないのだろう」と考え、そして悩みます。
それは、能力や努力不足に問題があるのではなく、その人の考え方(思い込み)に起因するところが大きいと言えます。
本書には、私たちがなかなか気づかなかった、迷いからの脱出口を発見できるよう、できるだけヒントを挿入していったつもりです。

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