悩んで、苦しんでいるのは、自分だけじゃないことを知ろう

悩んだり、苦しいのは自分だけじゃない

誰にだって、あると思います。
暗ぁ〜い気持ちで過ごさなきゃいけない日々が。

思いどおりにいかなかった…
想定外の事態に責任を負ってしまった…
立てていたプランが見事に崩壊してしまった…
人間関係に決定的な溝が生じてしまった…

軽い絶望を覚えることだってあります。

いったんこうした悩みや苦しみを抱えてマイナスの気持ちにとらわれると、人はなかなか抜け出せなくなります。いつまでもいつまでも、その気持ちはひきずっていかなきゃいけません。

人はいいます。
「そんなに悩まないで。苦しまないで。もう気持ちを入れ替えて、前向きにいこうよ」

それができないから、困ってるんだけど…

どうしてそれが、できないんだろう。

どうして、悩みや苦しみから抜け出せないんだろう

私は仏教信者ではありませんが、仏教の教えが、こうした問いに有効な答えをもたらしてくれることがあります。

「なぜ悩みや苦しみから抜け出せないか」という問いに対して、仏教では、「それは『周りの人たちは幸せなのに、なぜ自分だけが悩んで、苦しまなきゃならないのか』という意識をもっているから」と考えるようです。

たとえば仏教には、「愛別離苦あいべつりく」という言葉があります。
「愛する人と別れることは、苦しいことである」という意味だそうです。
好きな恋人と別れること、仲の良い人が遠くに行ってしまうこと、愛する家族と死別すること、などですね。こうした「愛する人と別れること」は、とても苦しい経験になるでしょう。
この愛別離苦の苦しみや悲しみをずっと引きずって、生きる意欲を見いだせない人もいると思います。

先の仏教のお話では、「こうした人は、周りの人たちは好きな恋人と楽しく過ごし、愛する人に囲まれて幸せに暮らしているのに、どうして自分だけが好きな人と別れることになったのか」という気持ちでいるからだと考えます。
そして仏教では、「自分だけと考えるのは間違いだ。人であれば、みんな愛別離苦という運命を背負っている。愛する人との別れを経験しない人などいない」ということに気づきさえすれば、悩みや苦しみをいつまでも引きずることなく、気持ちを入れ替えて、生きる意欲を発揮していけるようになるということです。

仏教の教えは尊いものばかりなのですね。

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ムズカシイことなんていらない

人は誰でも、何か事あるたびに、「自分の人生はなぜ思うようにならないのだろう」と考え、そして悩みます。
それは、能力や努力不足に問題があるのではなく、その人の考え方(思い込み)に起因するところが大きいと言えます。
本書には、私たちがなかなか気づかなかった、迷いからの脱出口を発見できるよう、できるだけヒントを挿入していったつもりです。

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