心のつぶやきが運を左右する!?

心のつぶやきが運を左右する!?

富や成功、豊かな生活を手にする方法というのは、世の中にあふれていますよね。

しかし、願いをかなえて成功を手にしている人もいれば、一方でそうならない現実に苦しんでいる人もいます。
周りを見渡してみると、どうしてだか分からないけれど、常に追い風に吹かれているかのごとくすべてがうまくいく人がいるかと思えば、血のにじむような努力を重ねていても、その人の願いや目的とは反対の方向に向かうかのごとく苦難の連続に見舞われる人もいます。

誰もが真剣に生きています。
しかし、努力に応じた結果が必ずしも得られるわけではありませんね。

アメリカの心理学の研究によると、人間は1日におよそ6万個の物事を考えると言われています。睡眠を除くと、ほぼ毎秒、何かを考えていることになります。
そして、ほとんどの人がその6万回のうち、95%を占める割合で昨日と同じことを考えていて、80%はネガティブなことを考えているとのこと……。

なぜ、ネガティブなことを考えてしまうのでしょうか。
これは、人間が生物として生き抜いていくのに必要であったためと考えられています。
原始時代、つねに死の危険にさらされていた人間は、外敵から身を守るためにネガティブな情報を察知する能力が必要でした。「ネガティブな原始人」は、物音一つしただけで、「もしかしてマンモスや猛獣が近づいて来ているのでは?」と常に最大限の危機を考え、いつでも逃げたり臨戦体勢に入ることができたといいます。
ネガティブな原始人のほうが生き残りやすいため、私たちはネガティブな遺伝子を多く持った原始人の子孫となったと言われているのですね。

感情と相まって思考が肉体をも変化させる例として、想像妊娠というものもありますね。
これは、実際には妊娠していないにもかかわらず、妊娠における様々な兆候が見られる心身症状の一種です。精神状態が肉体の変化を起こす一例であり、多くは妊娠を強く望むか逆に強く恐れている神経質な女性に見られるようです。

思考はその時の感情と結びついて、過去のことを実に鮮明に思い出してしまう傾向にあります。
怒りや妬み、悲しみ、恐怖といった感情と結びついて、実にリアルに思い出してしまい、ネガティブな記憶にかぎって長期間残りやすいようなのです。

肯定的な「心のつぶやき」を

思考は止めることができません。
止めようと思っても、次々と別の「考え」や「雑念」が浮かんできます。
考えることを止めようと思っても、次から次へと出てきてしまいます。

この思考というのは、意識して考えている思考とともに、「お腹が減ったなー」「また、失敗するかもしれない」「私って、どうしていつも……」などと、無意識に、つい心の中でつぶやいてしまう思考もありますよね。
あるいは、誰かに対してイラっとしたとき、心の中でブツブツと相手を責め始めると余計にマイナスの感情が湧いてきて、どうしようもなく怒りが止まらない、ということもあります。

そして、この思考は、日常生活において休むことなく繰り返されています。

よく「運の良い人」といいますが、運が良いとされる人たちの多くは、こうした「心のつぶやき」が比較的プラス(肯定的)な人が多いことは、もう広く知られていますね。
たとえ最初はイラッとして、口には出さずとも心の中で否定的な言葉をつぶやいたとしても、そのつぶやきが短い時間で消えたり、すぐに肯定的なつぶやきに変わる人ですね。

逆に、運の悪い人というのは、長期間にわたり否定的なつぶやきを積み重ねていて、結果的に良くないことを招きやすい傾向にあります。

これは、潜在意識の大切さを述べた過去記事も参照いただければ幸いです。

夢や願望に向かって努力した結果、成否を決めるのは、その分野におけるノウハウや技術などに因るところも少なからずありますが、多くは、無意識に出てきてしまう「心のつぶやき」がポジティブなのかネガティブなのかで、どうやら決まってくるようです。

関連記事

PickUp

  1. 人は、前向きな話をしてくれる人を好く
    こんな人がいます。 「あなたは今日も元気そうですね。私も元気になりました」 「その件については、…
  2. 「何をやるべきか」より、「何をやりたいか」
    私たちは生きていると、ときとして重大な選択を強いられることがあります。 「職種Aの道に進むのが…
  3. 「能力不足」ではなく「行動不足」
    人よりも優秀な頭脳を持っていて、ひらめきやアイディアも豊富に持ち合わせていながら、自分ではなかなか成…
  4. 昔の感動体験を思い出してみよう
    私たちは、子どもの頃から歳を重ねれば重ねるほどに、成功した体験、あるいは失敗した体験を、さまざまな形…
  5. 「世界的な企業」の創業者がやったこと
    「世界的な企業」と呼ばれる、名だたる企業の創業者とされる人たちがいます。 この創業者らには、共通し…

新刊、発売開始しました。

今日から変わる。ちょっとずつ。

ムズカシイことなんていらない

人は誰でも、何か事あるたびに、「自分の人生はなぜ思うようにならないのだろう」と考え、そして悩みます。
それは、能力や努力不足に問題があるのではなく、その人の考え方(思い込み)に起因するところが大きいと言えます。
本書には、私たちがなかなか気づかなかった、迷いからの脱出口を発見できるよう、できるだけヒントを挿入していったつもりです。

おすすめ記事

  1. 桜の花に思う
    早いもので、もう桜の時期ですね。 報道によれば、すでにその壮麗な姿が人々の目を和ませてくれているよ…
  2. 体温を上げると、何がいいの?
    体を温めると病気になりにくいとか、体温が低いとがんになりやすいなどといった声も、ここ数年でよく聞かれ…
  3. 禁煙に「手遅れ」はある?
    私はタバコを吸わないのですが、喫煙している人を見ると、本当に美味しそうに吸っています。 中には、わ…
  4. アルツハイマー病に効く漢方薬がある!?
    前回記事で、アルツハイマー病について書きました。 簡単な内容ですが、参考になるのではと思います。 …
  5. [アルツハイマー病]かかりやすい人、かかりにくい人
    近年、特によく聞くようになった、アルツハイマーという病気。 私の知人にも数名、この病を患う方がいま…

アーカイブ

ページ上部へ戻る