夫婦が仲良くできない人へ(3/3)

夫婦が仲良くできない人へ(3/3)

※この記事は、前回【夫婦が仲良くできない人へ(2/3)】の続きです。

人生を楽しく、自信を持って生きるためには、家庭生活の充実はとても大切なことです。
それが人生の大きな割合を占めているわけですからね。

特に、夫婦が仲良くすることが、子どもにとっても最も重要なことだと思います。夫婦が仲むつまじくいっていれば、親子関係もうまくいくし、昨今取り上げられているような家庭内暴力など絶対にありえないはずです。

ふだん、職場で働いている時を考えてみると、上司に対してどのような態度と気配りをもって接しているでしょうか。会社にとって大切な人の場合は、どうでしょうか。おそらくは相手の機嫌をそこねないよう気を使い、そして自分の伝えたいことをベストを尽くして話してはいないでしょうか。相手から嫌味なことやつまらないことを言われたとしても、すぐに怒ったりはしないのではないでしょうか。

それだけ忍耐することもでき、努力できる人が、いざ家庭へ戻ると子どものように我慢することができなくなって、奥さんの日常の仕事や立場も考えずに自分の言いたいことのみを言い、奥さんの話を聞こうともしなくなってしまう。本来ならば生涯を共に暮らす、一番大切な人にベストを尽くすべきであって、奥さんは会社の上司やお客さんよりも、もっともっと大切な人なのではないでしょうか。
それなのに、家に帰ってわがまま勝手で奥さんの話もろくろく聞こうとしないのは、変だとは思いませんか。

本来、一番大切なはずの相手

結婚して10年以上経った男女に、奥さんやご主人に優しい言葉をかけてあげていますかと尋ねると、たいていは「なにを今さら、女房(旦那)にお世辞なんて言わなくても……」とか、「改まってそんなことを言うと相手が気味悪がっちゃいますよ……」と答えると聞いたことがあります。

人は誰でも誉めてほしいものだし、また誉めてくれる人を好きになるものですよね。
「あなたにとって最も大切なものは何ですか」と尋ねると、大半の人が妻や夫(あるいは子ども)と答えることでしょう。
でも、そう思っているはずのに、実際は外で働いて疲れているからとか、家事と子どもの世話に明け暮れてもうイライラがたまりっぱなしという夫婦が、一日のうちで一番条件の悪い時間に顔を合せると、まずどこかでぶつかり喧嘩になってしまうことが多いのは残念なことですよね。
喧嘩なんかするつもりはなかったのに……、ついつい馬鹿なことを言ってしまった……、などと後になって思うように、それは大半がつまらないこと、些細なことから発生することが多いものです。

勤めを終えて帰ってくる、家のドアを開けて、夫婦が顔を見合わせたとき(実際は顔もろくろく見ないというケースもあるようですが (^_^;) )、それまでの緊張がプツンと切れたように、急に二人がワガママになってしまうのですね。

家のドアを開けてから、数十分程度は、その緊張を続けてみませんか。

「なぜ?」

それは、今日会う人の中で最も大切な人と、今いるからです。
どうか、顔が合った瞬間からベストを尽くしてみてください。たとえ最初はそれが空回りして恥ずかしいと思ったとしても、気持ちは相手にしっかり伝わるはずです。
ちょうど、大事なお客様と接するように、明るく挨拶をし、相手の良い点を見い出してあげて、ねぎらってあげて、作ってくれた料理が美味しければそれを口に出して「美味しい!」と言い、そして広い心でもって相手のグチも聞いてあげれば、相手もこちらの気持ちを十分に分かってくれるはずです。
相手を大切にすれば、相手もこちらのことを大切にしてくれます。
もともとは、お互いにフィーリングが合うと思って一緒になっているはずなのですから。

こうしたことは、実は夫も妻も両方がよく分かってるのですが、残念なことにすぐ忘れてしまうのですね。
ときには思い出して、実行に移してみませんか。新鮮な気持ちになることができれば、家庭生活に、仕事に、もっと弾みがついてくるはずです。

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今日から変わる。ちょっとずつ。

ムズカシイことなんていらない

人は誰でも、何か事あるたびに、「自分の人生はなぜ思うようにならないのだろう」と考え、そして悩みます。
それは、能力や努力不足に問題があるのではなく、その人の考え方(思い込み)に起因するところが大きいと言えます。
本書には、私たちがなかなか気づかなかった、迷いからの脱出口を発見できるよう、できるだけヒントを挿入していったつもりです。

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