夫婦が仲良くできない人へ(1/3)

夫婦が仲良くできない人へ(1/3)

よくある主婦の悩みとしては、夫婦間の問題、子どもの教育、嫁と姑、将来に対する不安などが主なのではないでしょうか。

よく芸能界もこの話題で持ちきりになりますが、特に夫婦の問題は離婚にまで及んでしまうケースが多いですね。
お互いに好きになって結婚した仲なのに、その夫のことが嫌になるという原因は、意外に単純なことから発生することが多いものです。
私がかつて聞いたことのある実例をご紹介します。

◆A子さんは礼儀や作法のしっかりした家庭で育った。学生時代にサークルで知り合った上級生と仲良くなり、結婚することになった。
両親はその青年の礼儀に欠けるところや粗野な感じが気にかかり、結婚に対しては難色を示したが、娘はその青年の乱暴な口調や不作法さを「自由奔放で男らしい」と思い、親の反対を押し切って結婚した。
結婚後しばらくたってから、妻は夫が食事の時にたてる音や、不作法な様子が次第に気になって、たまらず、とうとう我慢ができなくなって、子どもがあるのに離婚してしまった。

◆B子さんは有名な女子大学を優秀な成績で卒業した、近所でも評判の才媛さいえんであった。周囲の勧めもあって、大手企業のサラリーマンと結婚した。
酒もタバコもやらず、まじめ一筋の夫は、ほとんど会社と家の往復のみの人生で、会社で失敗したり、上司に叱られた時などは、家でぼやくことが多かった。
5年経ち、10年経つうちにB子さんは、要領が悪く気分転換すら積極的にやろうとしないまじめ一筋の夫が馬鹿に見えてくるようになり、そのまじめさも融通のきかない頑固者と思えてならず、とうとう夫の顔を見ることさえ嫌になって、寝室は別にするようになってしまった。
それから間もなくして、娘の家庭教師と恋仲になってしまい、それがついには夫にバレて家庭は崩壊へと向かい、可愛がっていた一人娘もとうとうグレてしまった。

◆C子さんは、ごくありふれた普通の人で、育った家が貧しかったので中学校しか出ていない。身長も150㎝くらいと小柄で、どちらかというと太め。見た目は美人とは言えないが、とても明るく健康そうな人である。とりたてて素晴らしいところがあるというわけではないが、どんな時でもご主人を敬い、懸命に尽くし、そして笑顔を絶やさない。
ご主人が職場で上役に叱られたり、仕事でミスしたりして重い足をひきずって帰ってきて、ついついグチのはけどころとして奥さんにあたってしまうこともある。「お前は三食昼寝付きでいいな」とか、「子どもの成績が悪いのはお前のせいだ」などと嫌味を言うこともあるのだが、そんな時、この奥さんはそれに対して一言も口答えしないそうだ。夫の嫌味でもグチでもできるだけ聞いてあげ、そして最後には、「私よりあなたのほうが頭が良いし、仕事もいっぱいできる人なんです。だから私にはあなたの代わりはとてもできないの。家庭のため、子どもたちのためにもう少しがまんして頑張ってね」と、心を込めてご主人に言う。ご主人もこのようなセリフを聞くと、くだらないことを言って悪かったなと反省し、逆に奥さんをねぎらおうという気持ちになる。

実例をお読みになって、どう感じましたか?
夫婦円満で立派に家庭を維持していくということは、簡単なようでいてなかなか難しいことですが、特にC子さんの例は、たとえ美人でなくても、たとえ生まれが貧しかったとしても、学歴がなくても、心がけ次第、気持ちの持ち方一つで素晴らしい家庭が築けるという非常に良い見本だと思いませんか。


※次回【夫婦が仲良くできない人へ(2/3)】に続く

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