不運な出来事に際しては「じっとがまんする」

不運にじっと耐えれば、次には福が来る

「自分にはツキがないなぁ…」

こう思うことは、日々の中でよくあることではないでしょうか。
何らかの効果や見返りを期待してやったことが、正反対の結果に終わってしまった。
また、自分が直接やったことじゃなくても、勤務先の会社の経営が傾いてきた、自分の身内が深刻な問題を抱えてしまった、といった、自分にとって都合の良くない、想定外の事態が急にやってくるということは、ありますよね。

こうなると、「私は、運が悪い」という言葉が、まず真っ先に頭に浮かびます。

こんなとき、人は決して良い気分ではないはずです。
ときには誰かに文句を言いたくなったり、自分の境遇を嘆いたり、いっそのことその場から逃げ出してしまいたくなるのが、正直なところではないかと思います。

貧乏と福は「紙一重」

「貧乏神と福の神は、いつも一緒に行動している」という言い伝えがあります。
これは、仏教だそうです。こんな説話があります。

ある家に、福の神がやってきたので、家の主人は喜んで招き入れました。
そのすぐ後、家にやってきた者がいます。主人が誰かと尋ねると、その者は「貧乏神だ」と答えました。
家の主人は気分を害して、「貧乏神になんて用はない。さっさと立ち去ってくれ」と追い返そうとしたのです。
すると貧乏神は、「福の神は、私の実の姉だ。私を追い払えば、福の神も追い払うことになる」と言い残して姿を消しました。
主人があわてて家の中に戻ると、すでに福の神の姿もなくなっていたとさ。

この説話が教えてくれることは、
不運な出来事があって、文句を言ったり、嘆いたり、逃げ出したりする人には、幸運も訪れない。その不運な出来事を受け入れて、そこから大切な教訓を学んだり、次に生かしたりしようという前向きな姿勢をもつ人のところに、次の幸運がやってくる……
ということではないでしょうか。

不運な経験を、少しの間、じっとがまんしていると、自然に運が向いてきて、次々にいいことが起こってくる、ということが、人生にはよくあると聞きます。

不運だと思う出来事を毛嫌いし、目をそむけるのではなく、その不運から自分の成長に役立つ「何か」を上手に吸収することができれば、「福の神」に微笑んでもらえるはずです。

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