ケガしたら消毒しちゃダメ???

ケガしたら消毒しちゃダメ???

生きているかぎり、ケガをすることは尽きませんね。

ちょっと文房具を扱う際にだって、調理をする際にだって、傷を負うことはあります。一口に日常と言っても、家庭内であれ仕事上であれ、ケガをするケースはまだまだこれだけではありませんよね。

特に元気なお子さんのいる家庭では、すり傷や切り傷は絶えないことと思います。
初めのうちは心配になっても、ケガを重ねるごとに「またか」ぐらいの気持ちでやり過ごすことができるようになりますが、やはり傷口の手当てはしっかりやっておきたいと、誰もが思うもの。

今でも、家庭内や学校、職場などにも薬箱が置いてあり、消毒薬が常備されている例も多々見受けられます。
備えは万全であるに越したことはないですからね。

子どもの頃、赤チンと呼ばれる消毒薬がありませんでしたか? 誰かがケガをするたびに「赤チン、赤チン」と言って傷口に付けていました。懐かしいですね。

このように、病院にかかるほどではない、ちょっとした傷ならば、ほとんどの人が消毒をしたあとで、絆創膏ばんそうこうなどで傷口を保護しているのではないでしょうか。
これは、十分に消毒をして、傷口を化膿させないように、なるべく早く傷口を乾燥させて、かさぶたにしていったほうが治りが早い、と信じられてきたゆえの処置だったのだそうです。

この、私たちが慣れ親しんできた処置のしかたが、必ずしも正しくないという説が出てきたようですよ。

傷口の消毒は、必要ない?

それは、「傷口は、消毒や乾燥をさせないほうが、傷は早く治る」というものです。
これは、どういうことなのでしょうか。

消毒をすると、刺激性のある消毒液が、細菌をやっつけるよりも先に、自然治癒力を持った皮膚の細胞をやっつけてしまうというのです。消毒をしたとき、傷口がしみたり、痛くなったりするのは、正常な細胞にダメージを与えているからなのだそうです。

全国的にも珍しい「傷の治療センター」を備える石岡第一病院のある医師は、「傷は消毒をせず、乾燥もさせず、ラップのようなもので覆ったほうが、早く、きれいに治る」と話しています。
現実に、最近の外科の現場でも、手術後の傷を消毒する病院はほとんどなくなっているのだそうです。では、どうするのかというと、手術室で傷をラップ状のもので密閉したあと、1週間ほどそのままにしておくという処置が主流なのだそうです。

これには少し驚きました。
手術なんてしたあとは、とにかくばい菌がそこから入るのを防ぐために、てっきり消毒しまくっているのかな、と思っていたものですから。

医学常識は、さまざまな研究の進展などで覆ることがあるとのことです。

えーっ? 昔からあんなに慣れ親しんだ「赤チン」は、一体何だったのでしょうね。
付けないほうが良かった、っていう話ですか?
これは製薬会社の陰謀でしょうか?(じょ、冗談ですよ!)

さて、ここからが重要ですが、では、すり傷や切り傷の正しい処置とは、どのようなものなのでしょうか。ちょっと調べてみました。

まず、傷に付いた細菌を流し落とすために、10分以上、流水で洗うのだそうです。
その後、ラップを貼り付けたり、くるんだりしておけば、よく目にする白チンなどの消毒液で消毒する必要はない、と断言できるようです。
これだけで、ほとんどのすり傷、切り傷はきれいに治るとのこと。

ご自身や、お子さんが傷を作った際に、一度、試してみてはどうでしょうか。消毒するときのシミや痛みがないので、お子さんも安心するかもしれません。
ただし、傷口は、できるようであれば毎日流水で洗い流すのが好ましいようですよ。

それにしても、人間の持つ自然治癒力って、本当にすごいものなのですね。
消毒液に頼らずにすむ治癒力が、すでに備わっているなんて。

でも、どうしても治りが悪いというときには、専門機関の受診をしましょうね!

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