カッとなったときこそ、「ありがとう」

カッとなったときこそ、「ありがとう」

言うまでもなく私たちは、いろいろな人と付き合いながら生きていかなければなりません。
その過程の中では、嬉しいこと、楽しいこともあれば、まったく逆の「腹が立つ」ことだってあるでしょう。
ついカッとなって、頭に血がのぼってしまい、相手に怒りの感情を向けることだってあると思います。
この「怒り」の感情というのがくせ者で、いったん怒りの感情に火がついてしまうと、それから何日間もイヤな思いを引きずることは、よくあることなのではないでしょうか。

そのまま怒りが静まっていけばいいのですが、自分自身を怒らせた相手のことがずっと許せなくて、「どうやって仕返しをしてやろうか」といったような気持ちにずっととらわれてしまうと、最優先にやらなければならない本当に大切なことに身が入らなくなり、結果的に損をすることになってしまいます。

そんなとき、自分の顔を鏡で見てみると、なんと暗く陰湿な表情になっているかが分かるはずです。

怒りを露わにするのは簡単なことですが、後々尾を引くと損です。
でも、怒りを静める方法なんて、そうそうないですよね。
※過去記事「怒りを発する時は、後悔が始まる時?」「批判に対してカッとなるより、それを『受け入れる』」参照

まず自分の心を静めなければ損

一つ、こんな方法を試してみてはどうでしょうか。
それは、カッとなって頭にきた相手に対して、「ありがとう」と言ってみる、ということです。

これは、なんとも理解に苦しむことかもしれませんが、頭にくるようなことをしてきた相手に対して、「良いことを教えてもらって、ありがとう」「いろいろと気づくことができた。ありがとう」と感謝の言葉を述べてみる、というものです。
※過去記事「間違いを他人から指摘されることの『得』」参照

頭にきた相手に感謝の言葉を述べるなんて、にわかには想像しがたいかもしれませんが、「ありがとう」という言葉を口にしてみることで、まず自分の気持ちが落ち着きます。
そうなると、不思議と、怒りの感情が静まっていくはずです。

「ありがとう」という言葉は、実に不思議な言葉ですよね。

でも、反論したいことだってあるかもしれません。
そのようなときには、まず先に「ありがとう」と伝えた上で、たとえば「でも、その点は解決に向けて頑張ってるから、もう言ってくれなくていいよ」といったように言えばどうでしょうか。

日常の中で、たとえ頭に血がのぼってカッとなるような出来事があったにせよ、そこで声を荒げて怒りを表現するのではなく、その相手にまずは、「ありがとう」という言葉を投げてみませんか。
最初はそうすることに戸惑いがあるかもしれませんが、そうすることの意味、素晴らしさがしだいに分かってくるはずです。

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