わらしべ長者

わらしべ長者

若い人はあまり知らないかもしれませんが、日本には「わらしべ長者」という民話があります。
話のあらすじは、こうです。

きわめて貧しい一人の男が、まず最初に、虫のあぶを付けたわらしべを子どもにあげたら喜んでくれて、そのお返しにみかんを三つもらいました。
次に、のどが渇いて死にそうだという女性に、持っていたみかんをあげると、いたく感謝されて、そのお返しに反物をもらいます。
この時点で、最初に持っていたわらしべが反物に変わっているのですね。
さらにその次には、死にかかっている馬を反物と引き替えに引き取りました。そしてある日、引っ越しをしようとして困っている人に、元気になった馬をあげると、その代わりにといって家と田畑をもらい、一気に富豪になったのです。
最後には結婚相手まで見つかって、幸せに暮らしました。

まさに、めでたしめでたし、ですね。

この男性は、現在でいうところのホームレスという状態だったにもかかわらず、人に喜びを与え続けたことによって、幸運をつかんだのですね。

たとえば、手に入れた品を、自分の欲を満たすためだけに使っていたら、ここまでの幸運はもたらされなかったかもしれませんね。
わらしべは、いつまでもわらしべのままだったかもしれません。

このように、特に日本の民話には、人に喜びを与えていると幸運がやってくるという話が少なくないのを、ご存じですか?

「人を喜ばせたい」気持ちを大切に

なにも物をあげることだけが、人に喜びを与える行為ではありませんよね。
電車の中で、お年寄りや、赤ちゃんを連れたお母さんに席を譲ったり、誰かが忙しくしていたならば、それを手伝ってあげることだってそうでしょう。
あるいは、相手が求めていた情報を提供してあげることだって、相手を喜ばせることですし、何か相談されれば親身になって聞いてあげることもそうですよね。

無理をしてまでそうする必要はありませんが、「これをしてあげたいな」「あれを差し上げたいな」「あれを教えてあげたいな」と思うことがあったら、損得を度外視して迷わず行動に出てみることですね。
そして、できることをできる範囲でしてあげることですね。

たとえ自分が損をしそうなときでも、人を見たら喜ばせてあげたいと思い、困っている人を見たら助けてあげたいと思って実際に手を差し伸べてあげるような人には、将来の幸せが確かに約束されている気がするのは、決して私だけではないはずです。

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今日から変わる。ちょっとずつ。

ムズカシイことなんていらない

人は誰でも、何か事あるたびに、「自分の人生はなぜ思うようにならないのだろう」と考え、そして悩みます。
それは、能力や努力不足に問題があるのではなく、その人の考え方(思い込み)に起因するところが大きいと言えます。
本書には、私たちがなかなか気づかなかった、迷いからの脱出口を発見できるよう、できるだけヒントを挿入していったつもりです。

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