それ、肩こりじゃなくて慢性痛かも!?

それ、肩こりじゃなくて慢性痛かも!?

「あぁー、肩こるわぁー」
特にデスクワークが多いと、私も周囲も、首や肩をグルグル回しながら、一日に何回もこんなことを言っています。
あまりこりがひどいと、集中力もなくなって、作業を続けるのが困難になります。

誰かに肩をもんでもらったり、部位を温めるシートを貼ってもらったりしても、一時的には軽くなった気がするのですが、また元に戻ります。

無理な姿勢をとり続けて、肩の筋肉に負担がかかって、その結果、血行不良を起こして筋肉が硬くなったという状態を、肩こりと呼ぶそうです。
これは、「こり」なので、もんだり温めたりすれば改善するとのことです。

でも、一向に改善しないのであれば、それは「こり」ではなく、慢性痛である可能性があるそうです。

なかなか取れない「こり」は脳の錯覚だった!?

筋肉の異常が慢性的に起こると、神経から信号が送られて、脳はその異常を「痛み」と判断するというのです。そこでさらに無理な姿勢をとり続けると、神経の異常興奮が治まらなくなり、ふだんこっている箇所とは別のポイントに、筋肉のしこりを作るのだそうです。

これを、トリガーポイントと呼ぶのだそうです。
これこそが慢性痛の正体らしいです。

このトリガーポイントが発端となって、また「痛い」という感覚が脳に送られると、脳は「いつもの肩こりだ」と判断します。
ところが、実際に痛んでいるのは「こり」のせいではなく「トリガーポイント」なので、いくら肩をもんだり叩いたりしても、痛みが和らぐことはありません

医師が言うには、今まで「なかなか取れないこり」と思っていた痛みのほとんどは、この、脳の錯覚からきていたということなのです。

さらにさらに、このトリガーポイントは、脳の錯覚で痛んだ場所に筋肉収縮が起こることで、新たなトリガーポイントを作ってしまうそうなのです。
やっかいですね。
この連鎖が、痛む場所をどんどん広げていってしまうとのこと。

そうなる前に、最初のトリガーポイントを正確に見つける必要があるそうなのですね。
そのための「ペイン・クリニック」というものがあるそうです。

慢性痛は簡単なマッサージなどでは治りにくいので、クリニックでトリガーポイントを見つけてもらって、そのポイントに麻酔注射を打つと、痛みや筋肉の緊張がほぐれ、血行促進にもつながりやすいそうですよ。

この治療は、保険も適応でき、週1回の治療を5回ほど続けるだけで、高い効果が期待できるそうです。注射針も細いため、それほど痛みもないそうです。

肩がこったなぁ、なかなかこりが取れないなぁとお悩みの方は、不用意にもんだり叩いたりせずに、一度、ペイン・クリニックを試してみては?

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