うつ病は寒い時期に増える?

うつ病は寒い時期に増える?

うつ病を患う人は、年々増えているそうですね。
私の周りにもいます。数日前まで元気に会話をしていたかと思えば、うつで退社したという人もいます。

「心の風邪」と言われるうつ病ですが、これは、風邪のように誰でもかかる可能性をもっているという意味らしいのです。確かにそうですよね。うつ病になった知人も、まさか自分がかかるとは夢にも思っていなかったでしょうから。
年間3万人を超えるという自殺とも、このうつ病は深くかかわっていると思って、間違いないでしょう。

でも、このうつ病が、風邪というからには自然に治ってくれるものであれば良いのですが、そうでもなさそうです。
しかしながら、早期にうつ病のサインに気づき、治療を始めれば、比較的短い期間で治ることも十分にあり得る病気なのだそうです。
本人ではなかなか気づけないぶん、家族や周囲の人がうつ病のサインに早く気づいてあげることも重要ですよね。

うつ病のサインとは、口数が減る作業効率が落ちる決断力が低下する動作が緩慢になるといったように、さまざまな兆候が出るようですが、うつ病患者に共通する症状とは、やはり「不眠」なのだそうです。
私は経験がないのですが、身近に眠れない日が何日も続いているという人がいます。これが本当にツラいそうでして、体力もなくなれば気力も衰えていって、毎日「死にたい、死にたい」と口にしているほどです。
この人の場合は、ふだんから自分にむち打って「頑張りすぎる」傾向が強いので、これもうつ病にかかる人の特徴なのかもしれません。なにせ、ちょっとでも暇ができると不安になって、何かしら勉強したり、情報収集をしているような人ですから。
真面目すぎる性格というのも考え物ですね…。

一番の療法は「静養」。薬物には十分注意を

近年では、「季節性のうつ病」というのも増加しているそうです。これは、毎年11月〜翌年2月頃の冬場に、頭痛、肩こり、微熱、不眠などの症状が現れ、春先になると回復するというパターンなのだそうです。
北国にこのような症状が出る人が多いことから、発症には、日照時間や冷気が関係しているのではないかと考えられているとのことです。
こうしたことから、この季節性のうつ病の治療には、蛍光灯を複数本並べたライトボックスを一定時間見つめるという光療法も導入されているのだそうです。
初めて知りました。ちょっと変わった治療法だと思いませんか?

とはいえ、うつ病の治療の基本は、やはり静養が一番のようです。
何もせずに心と体を休めれば、数ヶ月で症状が治まるように、人間はできているのだそうですが、この〝静養〟をとることが一番難しいですよね……。みんな忙しい日々を送っているわけですからね。

あと、うつ病になると、脳の神経機能が失調しているということなので、医師によっては薬物療法を併用することを勧めることが多いようなのですが、私はこれをあまりお勧めしません。実際、安易に薬を服用することで、かえってより強く精神的な苦しみを味わっている人を知っています。
抗うつ薬で神経細胞と神経細胞をつなぐ神経伝達物質のバランスを改善して機能を回復するとはいいますが、副作用などもしっかりと調べてから服用すべきです。医師の話だけでは分からない情報が、最近ではネットで入手できるようにもなりましたしね。
実際に服用した人のコメントは、貴重な情報となるはずです。

薬物以外にも、カウンセリングや、考え方の癖を修正する認知療法、ストレスの最大の原因となっている人間関係の問題を解決する対人関係療法などといった精神療法もあるので、先に述べたような、ゆっくりと静養することが難しいという人は、まずはこうした療法を取り入れてみても良いかもしれませんね。

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