「誰が言っているのか」よりも「どういうことを言っているのか」が大事

「誰が言っているのか」よりも「どういうことを言っているのか」が大事

会社組織などでよく、発案や提案、指摘、意見などが持ち上がると、「誰がそれを言っているのか」という点にまず関心が向くことは多いと思います。

日ごろから実績もあり周囲から信頼されている人物から発せられた内容であれば、皆一様にして素直にそれを受け入れることができると思いますが、誰もが見下すような、信頼されていないような人から発せられた内容だということが分かったとたん、「あいつの意見かぁ。あえて聞かなくてもいいような気がするなぁ」と、素直に受け取ることができなくなることは、よくあることです。

このように、自分が認める人、尊敬している人からの助言や提案は、「良いことを教えてもらった」と素直に受け取ることができますが、取るに足らないと思っている人の意見は、「大したことを言わないな」などと、素直に受け取ることが出来ないというのが実情ではないでしょうか。
たとえ両者が同じ意見だったとしてもです。

プライドの高い人であれば、「偉そうなこと言うな! 何もわかってないくせに」と怒り出すこともあるかもしれません。

人は感情の生き物だが

ドイツの思想家であったトマス・ア・ケンピスという人が、「誰がそう言ったかを問わないで、言われていることは何かについて関心を払うことが大事だ」と述べているそうです。

ふだんから取るに足らない人だと思っている相手が、他の誰も考えつかないような良いことを言ってくれることは、実際あるのです。それが大きなヒントになったり、有益なことにつながるということも大いにあり得るのです。

だから、「誰が言っているか」という感情をなくして、「どういうことを言っているのか」ということに気持ちを集中して、人の意見やアドバイス等に耳を傾けることがとても大切なのですね。
そうでなければ、せっかく相手が良い内容を話してくれても、それが曇ったものになってしまいますよね。

それは、最終的には自分にとって得になることでもあり、損になることでもあります。

相手へのイメージや感情に左右されず、人から発せられる事柄に素直に耳を傾けられる人は、どんなささいな情報でも自分の利点に活かすことができます。
いわばこうした理性的な言動をとることができる人は、他人よりも大きく成長していけるはずです。

人は感情の生き物だと言われますが、感情的に物事を判断する人は、その場では自分に正直に生きているような満足感に浸れますが、成長という面からみれば、前者に比べてどうしてもゆるやかになるのではないでしょうか。

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ムズカシイことなんていらない

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