「損をした」と思わないほうがいい

「損をした」と思わないほうがいい

私たちはたいてい、毎日お金を使いながら生活しています。
だから、誰もがお金のことを気にして生きなければならないとも言えるでしょう。
手元の残額を気にしながら、「少しでも損をしたくない」という気持ちは誰にでもあるものですね。またこれは、「お金を大切にする」という気持ちとも紙一重だと思います。

でも、その「損をしたくない」という気持ちにあまり執着しすぎると、せっかくお金を使ってもそれが心労となってしまいます。

たとえば、楽しみにしていた外食をしたとします。
比較的お高いので、さぞかし美味しいのだろうと期待していた割に、味がさほどでもなかったら、「損をしてしまった」「使わなくてもいいところにお金を使ってしまった」などと、心をかき乱されることになってしまいます。
あるいは、美術館に入ったとします。
展示してある絵画が好みに合わず、さほど感動を覚えることができないと、「わざわざこんなところにお金を払って来るんじゃなかった」、あげくには、「お金、返してほしいよ…」などとさえ思うこともあって、気持ちを荒立てることになるかもしれません。

前述しましたが、毎日のようにお金を使って生きていて、財布にはお金がしょっちゅう出入りしているわけですから、こんな調子では、ほぼ毎日、何らかの形で気分の低下を招くようなことにもなりかねませんね。

「損をした」のではなく「勉強代になった」

お金を大切に使うということは、とても大事なことですよね。
でも、「損をした」と過剰に思うことは、あまり得にはならないでしょう。
「損をした」と思うのではなく、「今回は良い勉強をさせてもらった」と思えば良いとは思いませんか。「良いものと、そうでないものを見きわめるための勉強をさせてもらった」と。
そこにお金を使わせてもらったと考えれば、合点がいくようになるのではないでしょうか。

社会の中で生きていくにあたって、私たちは、お金とは切っても切れない関係にあります。
そのお金を使うたびに、損をしたなどとケチケチした考えでいると、心が疲れ切ってしまうのは目に見えていますよね。

損をするときには、損をする。それは、しかたのないこと。
でもそれは、今後、損をすることが減っていくための勉強代だったんだ、と思うようにしてみませんか。
そう思えば、損をしたどころか、お金を有効に使えたんだという気持ちにさえなれるはずですよね。

それに、損をしたとしても、思わぬところからお金が入ってきて「得をする」ことだって往々にしてあるものです。
その場の損得勘定だけで心を不安定にすることは、とてももったいないことなのです。

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ムズカシイことなんていらない

人は誰でも、何か事あるたびに、「自分の人生はなぜ思うようにならないのだろう」と考え、そして悩みます。
それは、能力や努力不足に問題があるのではなく、その人の考え方(思い込み)に起因するところが大きいと言えます。
本書には、私たちがなかなか気づかなかった、迷いからの脱出口を発見できるよう、できるだけヒントを挿入していったつもりです。

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