- Home
- 健康知識のウソ・ホント
- 「寝返りしにくい枕」が快眠につながる?
「寝返りしにくい枕」が快眠につながる?

皆さんは、どんな枕を愛用していますか?
私は、どちらかというと高めの枕が好きで、よく使っています。なぜか高いほうが落ち着くんですよね。
金額ではなく、角度の話ですよ (^o^)
心配事などが解消し、心地よい睡眠に入れるという意味で、「枕を高くして寝る」という言葉もありますよね。
でも、高めの枕を使うと、そのぶん首が曲がって、その姿勢で長年寝ていると、頸椎が圧迫されて、頸椎ねんざなどといった骨格の障害が出やすくなるそうです。
さらに、気道が圧迫されて、睡眠時無呼吸症候群といった呼吸障害が出てくる可能性もあるそうです。
そうだったんだ…。悪いことばかりじゃないか…。
もう、高い枕はやめようかなぁ…。
「枕を高くして寝る」なんて言葉、いったい誰が言い出したんだよぉ… (;.;)
さらに! もっと問題なのは、高い枕では寝返りを打てないことなのだそうです。
人間は、睡眠中に何度も寝返りを打ち、凝り固まった体をほぐして疲れを取っているとのこと。元気な子どもほど頻繁に寝返りを打つのも、昼間の疲れを寝返りを打つことで解消しようとしているからなのだそうです。
ベストな枕の選び方とは!?
このようなことから、快眠のために適しているとされる枕とは、簡単に寝返りを打てる枕なのだそうです。
そのためには、ある程度低く、うなじと後頭部をしっかりとサポートできるものが好ましく、横を向いて寝たときに、「顔の中心部」と「胸の中心部」を結ぶ線が水平(=布団と平行)になる高さがベストなのだそうです。
さらに、あお向けになった状態で、頭が持ち上がる角度がおよそ15度になる程度が良いとか。
このへんは、自分で計測するのは難しいですので、専門店などで相談してみると良いでしょう。
枕の話からはやや外れますが、「昼寝をすると、夜眠れない」という人が多いですが、昼寝をすること自体で夜眠れなくなるのではなく、昼寝をする時間帯と長さが大きく関係しているのだそうです。
ベストなのは、午後1〜3時の間に昼寝をし、30分以内にとどめることです。
これ以上寝ると、体が覚醒するまでに時間がかかり、その後の仕事などに影響しますしね。
昼寝のときに深く寝てしまうと、約24時間周期で変動する生理現象が崩れ、本来の睡眠が浅くなりやすいという医師の見解もあります。
快眠に入るためには他にもさまざまな要素が関係していると思いますが、今回は手をつけやすいところから書いてみました。