「健康確保」も仕事の一部です

「健康確保」も仕事の一部です

特に独り暮らしなどという環境だと、時折、自分一人で生きているような錯覚に陥ることって、ありますよね。
「安易に人の助けを借りずに、自力で生きていく」「もし自分の身に何かあっても、他人に迷惑をかけさえしなければ、それでいい」というような、いさぎよい気構えは、それはそれで立派ですが、この世に生を受けてから去るまでの長い長い一生を考えたとき、そう粋がったことばかりも言っていられないかもしれませんよね。

ましてや、家庭にしろ会社にしろ、人を預かる立場になると、自らの健康維持にも責任が生じてくるものです。
大将が倒れれば勝負の行方は見え、部下の末路もほぼ決まってくるものですよね。
現代においても、トップが病気がちだと業績も停滞し、もしも床に臥すようになると、日ごろからよほど配下にしっかりと人材育成を心がけているところでもないかぎり、経営は早晩行き詰まるという例を、私もいくつか見てきました。
このような事態は、上場企業であれば株価に表れてくるようなことにもなりかねません。

「養生もご奉公の内」

だからこそ、人の上に立つ人ほど、あるいは高い志を持つ人ほど、自らの健康維持に努める義務と責任があり、言うなれば、この「健康確保」も仕事の一部として励む必要があるということが言えるはずです。
古来、「養生もご奉公の内」と言われたのも、このゆえんですね。

かねてから肥満大国と言われるアメリカにおいてさえ、私の知人が幾度か訪れた中では、優れた会社の経営幹部や、いわゆるデキる人材に、暴飲暴食の人間を目にしたことはないといいます。メタボリック症候群になるということは、その人の遺伝的体質を割り引いたとしても、怠惰な性格として疑われますし、実際に自分に負けてしまうという、どこか弱いところがあるのが現実だと言い切れるのではないでしょうか。

「わかっちゃいるけど、やめられないのだよな!」などと仲間どうしで傷を舐め合うのも楽しいことかもしれませんけれども、同じ人間の欲望であっても、より次元の高いロマンを満たすべく努力するほうが、配下の者もついてきますし、家族の喜びにもつながるはずです。

さらにもっと大きい視点で解釈して、お世話になっている社会に末永くご奉公していくと思えば、養生や健康維持の本当の意義も感じられるようになりますし、社会性のある仕事であれば商売も廃れず、努力に見合った報いも自然とついてくるはずです。

すべては、健康であるからこそなしえることですよね。
自らの健康確保に励むことに、決して損はありませんね。

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ムズカシイことなんていらない

人は誰でも、何か事あるたびに、「自分の人生はなぜ思うようにならないのだろう」と考え、そして悩みます。
それは、能力や努力不足に問題があるのではなく、その人の考え方(思い込み)に起因するところが大きいと言えます。
本書には、私たちがなかなか気づかなかった、迷いからの脱出口を発見できるよう、できるだけヒントを挿入していったつもりです。

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