「できない」理由を勝手に決めないで!

できない理由を勝手に決めないで

新しいことにチャレンジしようとするときって、新鮮な気持ちになりますよね。

でもそれが、趣味程度のものであれば気楽に始められるかもしれませんが、それで収入を得るためのスキルを身につけるなどといった場合には、今の年齢を真っ先に気にしませんか?
要は、最終的に「こうなっていたい」というものから逆算して、今の歳から始めて、間に合うのかどうか、ということ。

私の周りでも、よく聞かれます。
「自分の年齢から始めても、もうダメだわ」
「もっと早くからやっときゃよかった」
「もう四十過ぎだから、語学なんてマスターできないと思う」
「四十代半ばだから、新しい仕事にチャレンジして、失敗したくない。今の立場を守っていきたい」

年齢というものだけを理由にして、自らのもつ可能性をはなからあきらめるというのは、もったいないですよね。

私は、若い頃に比べて歳をとったぶん人生観も広がっていて、同じ内容を修得するにしても、かえって応用が効いたりするということを何度か経験しています。
そのときは、若い頃よりも効率よく物事が吸収できるという実感がありました。年齢を重ねたぶん柔軟性も身についたような気がします。

江戸時代に生きた禅僧である鈴木正三しょうさんは、「一生に成仏じょうぶつせんと思うべからず」という言葉を残しているそうです。
「死ぬまでに悟りを得ようと思ってはいけない。生きている間に悟りを得られなかったとしても、死んでから悟りを得られればいい」といった意味だそうです。

究極のお気楽屋さんです(笑) でも、この考え方は大好きです。

自分で締め切りを決めずに!

私見ですが、「今の自分の年齢にこだわって、自分を縛りつけるようなことはするな」ということではないでしょうか。

寿命まであと二十年か三十年。その間に悟りを得なければならないと思うと、どうしても焦りが出てきます。
焦れば焦るほど、悟りなんて得られません。

人生八十年という尺度ですべての物事を測ると、たとえば四十代といえばまさにその半分が経過しているわけですし、これから肉体も衰えていくのですから、「もう大したことはできないな」と思ってしまうかもしれません。

だからこそ氏は、年齢にこだわらず、締め切りを決めず、時間は無限にあるものだと思って、心を落ち着け、ゆっくりと修行していけば、それでいい、ということをおっしゃっているのではないでしょうか。
「今世でできなくても来世があるじゃないか」と言わんばかりですね。

まあ、今世で何かを極めても、その実績をあの世に持ち込めるわけではないですからね。その修得するプロセスをいかに楽しんだか、充実させたかが実際には重要だと思いませんか。

自分の年齢を言い訳にするというのは、「チャレンジしたい」気持ちと、「でも面倒だな」という気持ちのはざまに立っているということかもしれません。安易な道を選択するには、その理由がいります。年齢経過というのは動かしようのない事実なので、自分を納得させるには都合がよく、ついそれを持ち出すのでしょう。

「寿命まであと何年」「定年まであと何年」と、残された時間を逆算するだけですべての可能性を否定するのではなく、鈴木正三のように「時間が無限にある」というくらい大らかな気持ちで、自らの欲にもっと正直になって、新しいことにチャレンジしてみませんか!
同じ時間を過ごすにしても、そのほうが、絶対に楽しいはずです!!

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ムズカシイことなんていらない

人は誰でも、何か事あるたびに、「自分の人生はなぜ思うようにならないのだろう」と考え、そして悩みます。
それは、能力や努力不足に問題があるのではなく、その人の考え方(思い込み)に起因するところが大きいと言えます。
本書には、私たちがなかなか気づかなかった、迷いからの脱出口を発見できるよう、できるだけヒントを挿入していったつもりです。

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